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製造部より:長岡事業所のご紹介(その7)

こんにちは。製造部Hです。
夏の酷暑は何処へやら、すっかり秋の空気で肌寒くなってきた今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。
私事ですが、この週末(10/21,22)にまた木曽御嶽山へ行って参りました(今回は登山ではなく山麓にて秋季参拝という神事と滝打たれの行事への参加です)。
木曽での2日間は幸い好天に恵まれましたが、朝晩は初雪で冠雪が見られるほどに冷え込む中での滝の水は冷たく、だらけ切った身も心も引き締まる思いでした。
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さて、恒例の製造部紹介です。
前回予告した通り、今回はDiemex-PP1の後継機であるオリジナルマシニングセンタの紹介になります。
製造部より:長岡事業所のご紹介(その7)_a0118799_09360408.jpg
本機は「Diemex-PP2」という名称で、前回ご紹介したDiemex-PP1の改良版になります。PP1同様に長岡市内の機械メーカに製作して頂いた薄板加工に特化したオリジナルの工作機械で、PP1同様に薄板加工に適したバキュームテーブルを備え、加工速度や精度等のスペックも同等です。主にメタルダイやメタルカウンターの加工に使用しております。またPP1からの変更点として、板紙向けの自動打抜機で主流といえる菊版・K版サイズに合わせて加工面積を小さくし機械自体もコンパクトに、且つフルカバーで粉塵や切削油(オイルミスト)等が飛散しない仕様となっています。
この機械、開発当時は工業デザイナーの先生に機械本体やロゴマーク等でデザインのご協力を頂いたり、ものづくり補助金も活用したりと色々と初めての経験をさせて頂きました。導入からもうじき10年を迎えようとしていますが、PP1と共にまだまだ元気に稼働中です。

今回はここまで、次回は更に小さめの工作機械をご紹介します。
引き続き宜しくお願い致します。

  # by diemex | 2023-10-23 13:33 | Trackback | Comments(0)

JAPAN PACK 2023 ミニ情報

本日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。

昨日、メールマガジン送信後のトラブルにより、一時的に本記事が閲覧出来なくなりましたこと、深くお詫び申し上げます。
完全復旧が難しかったため、一部内容を変更して再掲載させていただきます。

先日、印刷・紙器パッケージ関連業界ではメジャーな展示会である『JAPAN PACK 2023』が4日間に渡り開催されました。コロナ明けの開催ということで昨年の3倍ぐらいの来場者があったようです。私自身は展示会には行けなかったのですが、展示会に行った社員の情報の中から、ひとつご紹介しようと思います。

JAPAN PACK 2023 ミニ情報_a0118799_01012020.jpg

一般的に簡易捨刃と呼ばれるもので、後付けで毟り用の捨刃を設定する製品です。

今までも両面テープで取付けるタイプの製品はあったかと思いますが、こちらの製品はネジで固定する仕様となっており、運転中の脱落を考慮したものかと思います。

海外の大手抜型メーカーM社の製品で、ネジを避けてゴムを加工しているあたりは、
お見事という感じです。
(写真にはありませんが、嵩上げ用のフィルムも同梱されているようです)



滅多にありませんが、抜型を作成した後で、用紙のサイズが変更になった場合等、簡易捨刃を使用することがあります。納期等の関係で一時的な使用は問題ないかと思いますが、継続的に使用するのであれば、型修正を行うことをお勧め致します。


最後までご覧いただきありがとうございます。



















  # by diemex | 2023-10-12 15:00 | Trackback | Comments(0)

……東京本社近況と4月Twitter(X)近況報告……

こんにちは! 片山抜型製作所・営業Iです。
もう今年も10月に入っちゃいましたね。
残暑も長く続きましたが、先週の秋雨でやっと涼しく……。
急に涼しくなると衣替えが大変ですが頑張ってしないと、と思います。
今回も東京本社の近況やTwitterの近況についてお話しできれば、
と考えております。何卒よろしくお願い申し上げます<(_ _)>


…東京本社・近況…

……東京本社近況と4月Twitter(X)近況報告……_a0118799_11493026.jpg

今月も東京本社は毎週月曜日の出勤とリモートワークを継続しております。
9月を通り越して10月になりましたが、今年は9月一杯まで残暑が続きましたね。
夏のオフィスは暑く、特に営業Iの席は窓から熱気が襲ってくる場所でしたので
今のこの涼しさがとても嬉しく感じられます。風が心地いい……。

通勤時間もひんやりとした風が吹き、ここ最近はカーディガンが欠かせません。
そろそろ通勤用のスーツや作業着も衣替えをしなくてはいけませんね。
とは言っても最寄りの飯田橋駅周りでは紅葉は見当たらず。
これから色づいてきそうな感じです。

さて、10月と言うと弊社長岡事業所では健康診断のシーズン。
健康診断と聞くと、体調管理をしっかりしないとと言う気分になりますね。
相変わらず新型コロナも勢力を強めておりますが、元来冬と言えば
インフルエンザなど感染症が猛威を振るう季節。
予防接種等で万全の態勢で健康に過ごしていきたいですね。


…片山抜型製作所・Twitter(X) 4月活動報告…


Twitter(X)運営、今月で2年4ヶ月を迎えました。
何とか今年も更新を続けることが出来、自分も驚いています。
投稿する前は「マンネリ化していないか」「そもそも面白いのか」などの
考えが頭を過りますが、これまでを反省しながら頑張って続けていきたいと思います。

ただ不安なのがTwitter自体がどうなるかという事。
ブログもありますが、やっぱりTwitterの気安い雰囲気が好きな担当にとっては
Twitterに頑張って欲しい所ですね。

ここでは前回同様、中の人として運営した一か月の投稿期間から、
「面白いハコの世界」と言う企画で閲覧数上位5位のものまでを紹介して参ります。
(ここで紹介されている閲覧数の数は投稿日現在のものになります)


・第5位:第200回「熊本土産の箱①」
(有限会社熊本ユタカ+HEK 様「コロロンミルクパフ)
閲覧数:566 ツイートへの反応数:46 反応率:8.1%(04/12投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1645985378674040833
九州出張のお土産の箱が5位にランクイン! 海外でも有名なゆるキャラ、
「くまモン」のキャラクター紙器です。丸みを帯びた紙器の底部には謎の
4つのフラップが……、中身のお菓子を食べ切った後は底部のフラップを
折る事でくまモンが立ち上がるギミックで遊べます。


・第4位:第201回「熊本土産の箱②」
(株式会社二鶴堂 様「西九州新幹線かもめ ロングバームクーヘン」)
閲覧数:602 ツイートへの反応数:56 反応率:9.3%(04/14投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1646762964408754177
北九州新幹線の「かもめ」をモチーフにした非常に長いパッケージです。
長さは約50cm! 持ち運びには手こずりましたが鉄道車両がお好きな方に
ピッタリなお土産の紙器です。新幹線独特の「カモノハシ」部分を再現する為に、
フラップを上手に生かした設計を見ることが出来ます。


・第3位:第204回「レトロ文房具の箱」
(株式会社坪米製作所 様「ミッキーナイフ」)
閲覧数:773 ツイートへの反応数:39 反応率:5.0%(04/26投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1651063584045293569
昔懐かしの鉛筆削り用ナイフの紙器です。昔このナイフで鉛筆を削ったことのある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。生産会社廃業により廃盤になったナイフですが、
近所の文具店から空き箱を譲って頂きました。この場で御礼申し上げます。
お店ではバラ売りで販売される事が多い為、フタ部分がPOPになるギミック付き。
POP部分は調べるとかなり古く存在し、デザインも時代を感じさせる際どい物も。


・第2位:第198回「消しゴムのスリーブ」
(株式会社 トンボ鉛筆様「MONO smart」&「MONO TOUGH(モノタフ)」)
閲覧数:926 ツイートへの反応数:64 反応率:6.9%(04/05投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1643448503212081152
久方ぶりの2本立て記事が2位にランクイン! 4月という事で変わった形のスリーブを
紹介しました。1つは幅が非常に細いスリーブ、もう1つは消しゴムが千切れにくい
工夫がされたスリーブで比較すると面白いスリーブでした。使うごとに小さくなっていく
消しゴムに合わせて長さを調節できるミシン目が付いているのも面白い所。


・第1位:第199回「消しゴムのスリーブ」
(株式会社 パイロットコーポレーション 様 「Juice(ジュース)くすみカラー」)
閲覧数:1240 ツイートへの反応数:117 反応率:9.4%(04/07投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1644173159145299969
4月投稿ツイート、栄えある第1位はこのツイートでした!
最近流行りの「くすみカラー」をテーマにしたボールペンセットのパッケージです。
縦に細長い形状ながら、中には6本ものボールペンが収納されており紙器としての
機能性もばっちりしています。開封口周りのデザインも優れており、そのまま
筆箱にできそうな形状の紙器です。
4件ものリツイート、28件ものいいねを頂きました。
閲覧してくださった方、誠にありがとうございます!


4月は新学期の季節でしたので、文房具をメインに紹介して参りました。
今後も季節の出来事に絡めながら、パッケージを紹介いたします。
今後も頑張って投稿して参りたいと思います。次回も何卒よろしくお願い申し上げます!

  # by diemex | 2023-10-05 18:32 | Trackback | Comments(0)

「パネル交換ってなに?」


こんにちは、(株)片山抜型製作所のKです。
「パネル交換ってなに?」_a0118799_17540653.jpg
           






当ブログを訪れて下さった方々に

少しでもお役に立てばと思い

抜型とそれに関連した情報をお送りします。


こんな方にオススメです。

・そもそも「抜型って何?」という方

・抜型に係わっているけど「なんだかよくわからん」という方

・「抜型を愛してます!」という方(ほぼ皆無かも)

・「ねこが好き!」という方(型とは関係ございません)


「パネル交換ってなに?」_a0118799_18035396.png















本日も前回に引き続き

「抜型って何?」という方、向けに

抜型の基礎知識をお伝えしたいと思います。



1-1-22

「パネル交換ってなに?」



ご存知の方も多々いらっしゃると思いますが、

本日は型の修正「パネル交換」に関してお話ししたいと思います。



時々起ることなのですが、

想定より糊つきが悪いなど

製品の直しが必要になるときがあります。


その場合、型を作り直す必要が生じます。


しかしながら、納期や予算の都合で、

既存の型を修正して対応する場合があります。


「パネル交換ってなに?」_a0118799_15010368.png















このように糊代部に

ミシン刃を追加したいとなった時に

パネル交換(型修正)を行います。


どのようなことをするかといいますと


修正したい範囲を糸鋸で切り離し、

同じ大きさの新しいパネルと入れ替えます。


「パネル交換ってなに?」_a0118799_15043645.png




















新しいパネル



新しく作ったパネルを

移植するとこうなります。




「パネル交換ってなに?」_a0118799_15080435.png




















そうはいっても、

結構な手間ひまがじつは掛かっております。


まず、

切刃や罫やゴムを取り外さないと

糸鋸が使えません。


新しいパネルをはめ込んだ後、

切刃や罫やゴムを戻したり

新しいものに差し替えたりします。


その後、正しく修正できたか確認いたします。

(いろいろたいへんだにゃ~)



皆様も、もし修正が必要になった時は、

まずは型屋にご相談下さい。


条件によって、まったくお勧めできないときもあります。

あらかじめご了承ください。



長々説明してきましたが、なんとなく、

パネル交換のことが

お判りいただけたでしょうか?



本日は抜型関係の話にお付き合いいただきありがとうございました。

ご興味を持った方は、次回乞うご期待。


<おまけ>


「パネル交換ってなに?」_a0118799_15165911.jpg




















つかれたにゃ~、休憩中なり。

(さっきまで、あばれてたにゃ~)


  # by diemex | 2023-09-25 17:54 | Trackback | Comments(0)

技術的なおはなしvol.14「ムラ取り条件」

いかがお過ごしでしょうか?

暑い日がまだまだ続いてますね。
早く涼しくなってほしいものです。

今回はムラトリ時の条件についてお話いたします。

とあるお客様から罫線の高さが安定しないとご相談をいただきました。

感覚的には大きな仕事≒どこでも売っている商品の場合、罫線の高さや寄りについて規定値がありそれに合わせることが多いようです。

言葉にすると簡単ですが、これまた厄介で切れムラを取ると罫が弱くなり、逆に罫を強くしようとすると切れなくなるって感じで、皆さん苦労されています。

抜型に問題がないことを確認して、発生状況をお聞きします。
ムラ取りの時と、本生産時で変わってしまうとのことです。

はい、それですね。

勉強会では必ず「ムラ取りと本生産は必ず同じ回転数でやってください」
とお願いしています。

こちらのお客様は、低速でムラを取ってから、高速運転されていました。
(正直今までよくできたなぁと思いますが…)

一般的な話ですが、加工する速度が速い程変形しにくいです。
逆に言うと、ゆっくり力をかけると変形しやすいわけで…

技術的なおはなしvol.14「ムラ取り条件」_a0118799_20535490.jpg

また機械の温度によっても変わってきます。

ですので、安定した製品を作るには「機械をちゃんと温めた状態で生産速度にてムラ取り」が必要となります。

ごくごく当たり前のことですが、大事な事なのでお話させていただきました。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

また次回よろしくお願いします(だ)


  # by diemex | 2023-09-18 20:54 | Trackback | Comments(0)

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