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技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」

暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

パソコンの入れ替えをしていたら、だいぶ昔にセミナーで講演した資料がでてきました。

読み返すと、今からでも使える気もしますので、ご紹介させていただきます。

技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」_a0118799_11263270.jpg

一般的に、CAD面や溝テープの溝は、「凹」の形をしています。

この溝にテーパーを付けたらどうなるのか調査しました。

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まずは得られた罫線の形状を測定しました。

こちらが凹溝で作った罫線の表面形状です。

ここでいう寄りとは押罫のセンターと雌型の溝のセンターとのギャップを指しています。

技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」_a0118799_11263205.jpg

寄りが大きくなるほど、頂点もずれていき、0.4㎜では明らかによっていることがわかります。

対して、テーパー溝がこちら。

技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」_a0118799_11263320.jpg

こちらも寄りに増加に伴い、頂点のずれは発生しますが、凹溝と比べるとだいぶ良いと思います。

その違いはテーパー溝の場合は、紙が倣うからだと考えています。

技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」_a0118799_11263367.jpg

次は曲げ抵抗値です。

技術的なおなはしvol.25「雌型の溝のおはなし(前半)」_a0118799_11283909.jpg

諸々と割愛しますが、テーパー溝の場合、凹溝よりも数パーセント曲げ抵抗値が高くなっています。これぐらいなら問題ない気もしますね。

ということで前半部分をご紹介しました。

次回は罫線の割れがどうだったかご説明します。

そのころには涼しくなっているといいですね。

今回もお読みいただきありがとうございました()


  by diemex | 2024-08-06 11:30 | Trackback | Comments(0)

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