技術的なおはなしvol.15「材料のお話」
いかがお過ごしでしょうか?
早いもので、もう11月。
歳を取るほどあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
今回は材料についてお話しします。
弊社の一部製品(エンボス、彫刻罫)はアルミを使って製作しています。
ご存じのようにアルミは金属の中で軽くて加工性の良い材料として知られています。
半面、比較的やわらかいとも言われています。
JISではA1000系から8000系に大きく分けられ、その中でさらに細分化されています。
弊社では、紙に触れる製品用のAと、触れない製品用のBで使い分けています。
Aは安くて加工しても反りにくいという特長があるのですが、強く紙に当たった場合、表面が擦れて、色移りすることがありました。
その対策として、高価で加工しづらいものの硬さはあるBを採用しました。
加工は大変ですが、上記の問題が解決され今に至っております。
じゃぁ鉄を使えばという話もいただきますが、加工がさらに大変になることでコストアップにつながり、且つ重くなりますので、どうしても使わないといけないときだけですね。
そもそもなんでこんな話になったかというと、小学4年生の息子のバット問題です。
今は初心者用のアルミ合金バットを使っていますが、どうやら周りはよく飛ぶウレタンバットに移行しているようです。アルミ合金バットなら6~7千円で済むのに、ウレタンバットは3~5万円(泣)。お父さんは頭が痛いです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
また次回よろしくお願いします(だ)
by diemex | 2023-11-06 14:44 | Trackback | Comments(0)