製造部より:長岡事業所のご紹介(その4)
こんにちは。

というわけで、レーザ加工機です。 弊社では木材・樹脂加工用(写真手前)と金属用(写真奥)の2台(いずれもCO2レーザ)を所有しております(奥の機械はちょっと見え難いですね)。金属用は所謂板金加工向けの極一般的な機械ですが、木材用は抜型加工用の機械で、方向別制御や光路長を一定に保つ機構など、カットした溝巾を一定に保つ工夫がされています。 多くの抜型メーカーさんと同様、弊社でも主に抜型(木型、樹脂型、メタルダイなど)、ストリッピングやブランキング型の(部品含め)カットを行っています。
今でこそ板金加工に広く用いられているレーザ加工機ですが、国内の工業実用化は1970年代半ばに抜型加工に使われたのが初、と伝え聞いており、弊社でも1975年からレーザによる木型加工を行っております。金属加工も、いつ頃からか定かではありませんが(調べてないだけ)、私が入社した二十余年前には既に長年の実績がありました。金属加工に関しては近年ファイバーレーザが普及してきており、メタルダイに使用するアルミの加工などはCO2よりファイバーレーザのほうが得意とすることや加工速度・ランニングコストの面から、弊社でも十数年前から着目はしていますが、まだまだ高値もとい高嶺の花ですね;-P
さて、ここまで「レーザ」と表記してきましたが、「レーザー」という書き方もあります。 この違いを調べたところ、元々加工や溶接など工業分野では「レーザ」が正とされてきましたが、医学分野や物理学などでは「レーザー」表記だったそうです。尚、現在は「どちらでも良い」ということになっているようです。 皆様はどちらを使われていますか? 私個人的には「レーザ」のほうが馴染みがありますが、一般的には「レーザー」のほうが多いでしょうか…。
春になったのに出張やら天候不順やらで中々山に行けない製造部Hですが、先日知人から素敵な椅子とテーブルを頂き、お昼休みの楽しみが増えました。
それはさておき、先送りにしていた製造部の設備紹介の続きを再開します。
といっても、抜型関連のお仕事をされている方には珍しくも無いものですが…。

4月半ばを過ぎ、今年もGWが近付いてきました。
GW明けには、アメリカの打抜き・抜型関連の展示会Odyssey EXPOがあります。弊社でも4年振りに視察を予定していますが、コロナ禍も落ち着いてきた頃合とは言え、渡米にはまだ若干の制約(ワクパスなど)があるようです。早く海外との往来が自由に出来るようになると良いですね。
次回は、その展示会視察のお話が出来れば、と思います。
次回も宜しくお願い致します。
by diemex | 2023-04-17 16:02 | Trackback | Comments(0)