「抜型ってどうやって作るの？【簡単レシピ？】」

こんにちは、(株)片山抜型製作所のKです。　　　　　　　　　　　

当ブログを訪れて下さった方々に

少しでもお役に立てばと思い

抜型とそれに関連した情報をお送りします。

こんな方にオススメです。

・そもそも「抜型って何？」という方

・抜型に係わっているけど「なんだかよくわからん」という方

・「抜型を愛してます！」という方（ほぼ皆無かも）

・「ねこが好き！」という方（型とは関係ございません）

本日は前回に引き続き、

「抜型って何？」という方向けに

抜型の基礎知識をお伝えしたいと思います。

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「抜型ってどうやって作るの？【超簡単レシピ？】」

　

弊社では主に平盤打抜用抜型を製作しています。

本日は料理に例えて、抜型の作り方を説明したいと思います。

超簡単レシピ～平盤打抜用抜型の作り方～

（本当は簡単ではございません、あしからず・・・）

材料

① 板材：

適量、打抜機械ごとに大きさが決まってます。 反りが少なく、厚みが均一なものを選びましょう。

② 刃材：

　

適量、製品ごとに使用量は変わります。

刃先の形状や硬さは色々ありますのでお好みで選びましょう。

③罫材：

適量、製品ごとに使用量は変わります。

加工対象物に合わせて、最適な厚さ、高さを選びましょう。

　　

④ゴム材：

　

適量、製品ごとに使用量は変わります。

様々な条件に合わせ、最適な材質、硬さを選びましょう。

加工、仕上げ

(1)レーザー加工機で①に溝加工を施します。

　この溝が重要、味【パッケージの形】の決め手になるので慎重に進めて下さい。

　（刃や罫が抜け落ちないように絶妙な溝幅を狙ってね！）

(2)断裁機や曲機で②③を適当な長さに切ったり、曲げたりし任意の形状にします。

　（めっちゃ細かい作業なので全集中の呼吸が必要です。ほんまかいな？）

(3)ウォータージェット機であらかじめ④を任意の形に切断しておきます。

(4)加工が終わった①を平らな作業台にのせ、②と③を溝に合わせ、はめ込みます。

この作業は1パーツごとに木槌等で叩きながら行います。

（パーツ数が沢山あると、めっちゃ疲れます）

(5)間違いがないか検査します。

(6)検査完了品にあらかじめ加工しておいた④を接着します。

(7)接着剤が乾いたら完成です。

（夢か幻か！！　まさに簡単レシピですね！）

---以上、簡単？レシピでした。---

わかり易くする為に、いろいろ割愛しましたが、

上記のような流れで抜型を作っております。

（こんなに簡単に抜型が作れたら、ほんま猫生【人生？】バラ色ですな）

本日は抜型関係の話にお付き合いいただきありがとうございました。

ご興味を持った方は、次回乞うご期待。

＜おまけ＞

むにゃ、飯っすか？　

それにしても近いんだよ！

（食事はまだです！失礼しました。）