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「パネル交換ってなに?」


こんにちは、(株)片山抜型製作所のKです。
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当ブログを訪れて下さった方々に

少しでもお役に立てばと思い

抜型とそれに関連した情報をお送りします。


こんな方にオススメです。

・そもそも「抜型って何?」という方

・抜型に係わっているけど「なんだかよくわからん」という方

・「抜型を愛してます!」という方(ほぼ皆無かも)

・「ねこが好き!」という方(型とは関係ございません)


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本日も前回に引き続き

「抜型って何?」という方、向けに

抜型の基礎知識をお伝えしたいと思います。



1-1-22

「パネル交換ってなに?」



ご存知の方も多々いらっしゃると思いますが、

本日は型の修正「パネル交換」に関してお話ししたいと思います。



時々起ることなのですが、

想定より糊つきが悪いなど

製品の直しが必要になるときがあります。


その場合、型を作り直す必要が生じます。


しかしながら、納期や予算の都合で、

既存の型を修正して対応する場合があります。


「パネル交換ってなに?」_a0118799_15010368.png















このように糊代部に

ミシン刃を追加したいとなった時に

パネル交換(型修正)を行います。


どのようなことをするかといいますと


修正したい範囲を糸鋸で切り離し、

同じ大きさの新しいパネルと入れ替えます。


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新しいパネル



新しく作ったパネルを

移植するとこうなります。




「パネル交換ってなに?」_a0118799_15080435.png




















そうはいっても、

結構な手間ひまがじつは掛かっております。


まず、

切刃や罫やゴムを取り外さないと

糸鋸が使えません。


新しいパネルをはめ込んだ後、

切刃や罫やゴムを戻したり

新しいものに差し替えたりします。


その後、正しく修正できたか確認いたします。

(いろいろたいへんだにゃ~)



皆様も、もし修正が必要になった時は、

まずは型屋にご相談下さい。


条件によって、まったくお勧めできないときもあります。

あらかじめご了承ください。



長々説明してきましたが、なんとなく、

パネル交換のことが

お判りいただけたでしょうか?



本日は抜型関係の話にお付き合いいただきありがとうございました。

ご興味を持った方は、次回乞うご期待。


<おまけ>


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つかれたにゃ~、休憩中なり。

(さっきまで、あばれてたにゃ~)


  # by diemex | 2023-09-25 17:54 | Trackback | Comments(0)

技術的なおはなしvol.14「ムラ取り条件」

いかがお過ごしでしょうか?

暑い日がまだまだ続いてますね。
早く涼しくなってほしいものです。

今回はムラトリ時の条件についてお話いたします。

とあるお客様から罫線の高さが安定しないとご相談をいただきました。

感覚的には大きな仕事≒どこでも売っている商品の場合、罫線の高さや寄りについて規定値がありそれに合わせることが多いようです。

言葉にすると簡単ですが、これまた厄介で切れムラを取ると罫が弱くなり、逆に罫を強くしようとすると切れなくなるって感じで、皆さん苦労されています。

抜型に問題がないことを確認して、発生状況をお聞きします。
ムラ取りの時と、本生産時で変わってしまうとのことです。

はい、それですね。

勉強会では必ず「ムラ取りと本生産は必ず同じ回転数でやってください」
とお願いしています。

こちらのお客様は、低速でムラを取ってから、高速運転されていました。
(正直今までよくできたなぁと思いますが…)

一般的な話ですが、加工する速度が速い程変形しにくいです。
逆に言うと、ゆっくり力をかけると変形しやすいわけで…

技術的なおはなしvol.14「ムラ取り条件」_a0118799_20535490.jpg

また機械の温度によっても変わってきます。

ですので、安定した製品を作るには「機械をちゃんと温めた状態で生産速度にてムラ取り」が必要となります。

ごくごく当たり前のことですが、大事な事なのでお話させていただきました。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

また次回よろしくお願いします(だ)


  # by diemex | 2023-09-18 20:54 | Trackback | Comments(0)

不定期連載な1コマ漫画#02

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調べてみたら、「taspo」は3年後の2026年にサービス終了になる様です。
子供の頃、「taspo」導入は大きなニュースとして取り扱われていた思い出があります。


「タバコ」、
非喫煙者の私にとっては、買い方がイマイチわからない製品の1つです。
成人して大分立ちますが、タバコとはまだ心理的距離感が大きい感じがします。
地元に帰ると学生時代の友人がタバコを吸うようになり驚いたこともありました。
(自分はお酒が大好きになったのでどっこいどっこい)

オタク的には「ドラえもん」のび太の父、野比のび助が吸っていたタバコ
「チェリー」が思い返されます。
昔のアニメや漫画では喫煙描写や子供にタバコを買う様お使いさせる描写もあり、
その時代ならではの大らかさを感じる事もありますね。

アメリカ出張時も空港でタバコを見かける機会が多くありました。
免税店でこれでもかと言うほどカートンを買っていた外国人の姿が思い浮かびます。
宿泊したホテルの入り口近くの喫煙所にはタバコと一緒に葉巻(!?)の吸い殻も
落ちていた記憶があります。

タバコのパッケージはデザインが美しいものが多く、
それを抜く抜型も、非常に精密な型が使われております。
弊社の抜型もタバコカートン生産に大きく関わっているので、
時折上司のタバコのパッケージコレクションから数点ご紹介したこともありますが、
自分からは中々買えず、尻込みしてしまいます。

非喫煙者なので買うとなるとどうしても「パケ買い」してしまいそうなのです。
基本Twitterで紹介した物は社内で配布するのですが、
喫煙者の方はそれぞれ好みが違うわけで……。
「タバコの買い方自体が分からない」という致命的な弱点もあり、
Twitterでの紹介も少なくなってしまっています。

ただ遠目から観察すると、やっぱり綺麗なデザインや、
カートンそのもののサイズや紙器が持つ機能に惹かれてしまいます。
タバコのパッケージも紙器そのままで携帯することも多いですから、
薄めの紙で出来ていながらも、かなり丈夫な造りをしている箱です。
またいつか、上司のコレクションから何点か紹介したいと思います。

それでは、また!

  # by diemex | 2023-09-13 10:36 | Trackback | Comments(0)

製造部より:長岡事業所のご紹介(その6)

こんにちは。製造部Hです。

9月に入っても相変わらず暑い日が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
私事ですが、先日車が故障し修理に出す際にキャンプ道具一式を車に積んだままにしてしまい、連日の暑さも相まってこの2ヶ月ほど山遊びから遠ざかっておりました。最近は専ら海遊びに興じる週末を過ごしております(写真は出雲崎の砂浜、日本海に沈む夕日です)。

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さて本題、恒例の製造部紹介です。
今回は前回に引き続きマシニングセンタの紹介になります。
と言っても同じものではなく、前回は市販の機械でしたが今回のものはオリジナルの試作機です。抜型関連製品用として薄板加工に特化した機械で、「Diemex-PP1」(Diemexは当社のブランド名、PPは"Plate Processer"の略、"1"は試作1号機の意味です)という名称です。
製造部より:長岡事業所のご紹介(その6)_a0118799_13581162.jpg
薄板加工用なので高さ(Z)方向のストロークは100mm強ほどしかありませんが、XY加工範囲は前回の大型マシニングセンタと同等、主軸回転数は2倍の高速機で、主にメタルカウンターやカウンタープレート(ベーク、CAD面板)の溝加工に使用しております。(カウンタープレートについては、過去に弊社ブログにてご紹介しておりますのでそちらもご参照頂ければ幸いです。https://diemex.exblog.jp/241756340/)

実は弊社ではこの機械の導入以前から、カウンタープレートは一般的な面板加工機ではなくマシニングセンタで作製していますが、その最大の利点は、加工精度もさることながら(特に外周テーパ形状などの)加工の自由度だと考えています。通常、プロッタベースの面板加工機の場合は2~2.5次元加工かと思いますが、それに対しマシニングセンタでは曲面などの3次元加工が可能ですので、より柔軟に種々の形状への対応が可能となります。
「強度を確保するため罫溝端部にもう少し肉厚を残したいけど手仕上げで削る量は出来るだけ減らしたい」など、カウンタープレートの形状でお悩みの方は、是非一度弊社までご相談ください。何かしらお手伝いできることがあるかも知れません。

今回はここまで。次回はこの機械の後継機のご紹介です。
引き続き宜しくお願い致します。


  # by diemex | 2023-09-11 15:45 | Trackback | Comments(0)

台風一過のはずが

こんにちは、今回もブログにお越しいただきありがとうございます。

お盆も過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いております。
夏風邪やコロナも流行り出しているようなので、あらためて体調管理には気をつけたいと思っている今日この頃です。

お盆期間は台風の直撃もありましたが、当社は8/16から通常業務となり、早速、朝から営業車で静岡方面へ行ったのですが、、、。

神奈川県内は全く雨はなかったのですが、御殿場を越えるあたりから激しい雨が降り始め、最終的には、前の車すらよく見えない状況に。何とか高速をやり過ごし、下道に到達。
十数年通っている道なのでとは思っていたのですが、ここまで激しい雨での運転は記憶に無く、所々で道路が冠水というか、軽く川の上を走っている?感覚です。

ニュースなどで、冠水した道路で動けなくなる車の映像を何度も見たことがありますが、そうなる理由が何となく分かりました。
あまりにも雨が激しい場合、先の路面状況が全く見えないのですね。夜だったらもっとひどい状況かと思います。通い慣れた道ならともかく、知らない道だったらどうしようもないかもしれません。幸い私は途中で動けなくなることも無く、無事目的の得意先に到着できました。
(午後に同じ道を通ろうとしたら、通行止めになってました。少し時間が違っていたらアウトだったかも汗)

得意先の駐車場に車を止め、歩いて工場内に行こうとしたのですが、残念ながら、陸地がほとんどありません。

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気持ち的には将棋のタイトル戦ばりに長考したのですが、残念ながら私の脳みそでは革靴を濡らさず工場内に入れるルートを見付けることが出来ません。

いったいここはどこだ? となるべくダメージの少ないところを歩こうとした結果が上の写真です。浅いところでこのぐらい、深い場所はくるぶしの上まで水が溜まっておりました(うっすら流れもある様な)。
幸いにも工場内には影響がなかったので、一安心。

この後、数社訪問するのだが、さてどうしたものかという瞬間でした笑

結果的にはこの数分後、新幹線は雨の影響で数時間の運休、午後からは高速道路も一部区間で通行止めとなりました。自然には逆らえないとはいえ、もろに影響を受けた人を何名か知っているので複雑な気持ちです。


最後までお付き合い頂きありがとうございます。







  # by diemex | 2023-08-23 08:00 | Trackback | Comments(0)

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