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……東京本社近況と12月Twitter近況報告……

こんにちは! 片山抜型製作所・営業Iです。
3月末はあいにくの天気が続いて、お花見のチャンスが少なかったですが、
合間合間の晴れを狙って何とか見に行けました。
今回も春めいてきた東京本社の近況や、
鋭意運営中のTwitterの近況についてお話しできれば、と考えております。
何卒よろしくお願い申し上げます<(_ _)>


…東京本社・近況…

 ……東京本社近況と12月Twitter近況報告……_a0118799_11493026.jpg

今月も東京本社はリモートワークを続けています。
一つ変わった所と言えば、「マスク着用」についてです。

2020年から始まった3年間のコロナ禍でマスク着用が日常になっていましたが、
今月13日に全国でマスク着用のルール緩和が決まり、以降弊社でもオフィス内での
マスク着用は個人の裁量で判断して良いことになりました。

お客様と対面する為、打ち合わせ等では感染防止の為のマスク着用は欠かせませんが、
日常生活ではコロナ禍も終わりに近づきつつあるのかもしれません。
……とは言え、手洗いうがいを欠かさず、またいつかくる
流行に気を付けた方が良いのかもしれませんが。

また、営業Iは先日24日に開催された複合材型加工研究会のセミナーに参加いたしました。
その後の懇親会でも出席者の方々とご挨拶する機会を頂き、充実した一日となりました。
コロナ禍で中々ご挨拶することが出来なかったのですが、
この様な機会が与えられ、とても嬉しく感じております。

営業Iは重度の花粉症の為、5月まではマスクが手放せない生活が続いていますが、
健康に気を付けて参りたいですね。


…片山抜型製作所・Twitter 12月活動報告…


Twitter運営、今月で1年と9か月を迎えました。
あともう2ヶ月弱で2年目を迎えると思うと、驚きですね。
奇しくも弊社の創業100周年を迎える6月にこの企画を始めたので、
お祝いするのも同じ時期になりそうです。

その前に投稿した原稿のナンバリングも200を超えそうなので、
ここまでよく頑張ったなあと感慨深いです。
今後もまだまだ連載して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

ここでは前回同様、中の人として運営した一か月の投稿期間から、
「面白いハコの世界」と言う企画で閲覧数上位5位のものまでを紹介して参ります。
(ここで紹介されている閲覧数の数は投稿日現在のものになります)


・第5位:第168回「アイスの箱」
(株式会社 竹下製菓 様「ベビースターラーメン プチチョコアイス」)
閲覧数:591 ツイートへの反応数:45 反応率:7.6%(12/15投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1603271373752631297
老若男女問わず人気のスナック、「ベビースターラーメン」がなんとアイスに!
一粒タイプのアイスを保護する紙器も、何だか斬新な感じがして購入しました。
甘じょっぱさがマッチした異色のアイスの紙器でした。
2件のいいねと22件ものリツイート、誠にありがとうございます。


・第4位:第170回「クリスマス特集①」
(株式会社 山壽杉本商店 様「 トリアングルクリスマス」)
閲覧数:609 ツイートへの反応数:53 反応率:8.7%(12/21投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1605398149656453122
緑が美しい薄手の用紙で作られた、三角柱型のパッケージです。
天頂部から現れる星形のオーナメントで紙器がティーパックの様にも見えるのも
面白いデザインです。箱側面に空いた無数の星形の穴から見える銀色の袋が
オーナメントが反射する光の様で、工夫された美しさとも言えますね。


・第3位:第171回「クリスマス特集②」
(三菱食品 株式会社 様「ウォーカークリスマスツリー」)
閲覧数:735 ツイートへの反応数:53 反応率:7.2%(12/23投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1606122673431527424
イギリスで有名なクッキーのクリスマス限定パッケージです。クリスマスツリーの
背後に雪景色が広がる「飛び出す絵本」的な楽しみがある設計となっています。
外側(表紙)から空いた窓からイラストが見える様、用紙一枚で作られており、
海外製紙器らしい特徴的なフラップ部の作りも伺える紙器でした。


・第2位:第172回「クリスマス特集③」
(株式会社 フレグランシィ 様 「OHANA MAHALO フレグランス ハンドクリーム」)
閲覧数:866 ツイートへの反応数:86 反応率:9.9%(12/28投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1607934738651561987
冬場に欠かせないハンドクリームのスリーブです。クリスマス限定のパッケージ
デザインの複雑で美しい形状は、中々絵では表せない難しさがありました。
底部の形状と製品自体の自重で支えながら自立するので、店舗での視認性も高い
素晴らしい紙器です。


・第1位:第169回「アイスの箱」
(株式会社 ロッテ 様「和紅茶ラテバー」)
閲覧数:986 ツイートへの反応数:59 反応率:6.0%(12/16投稿)
URL:https://twitter.com/8pbF7bNolIINV7l/status/1603585958552604674
12月投稿ツイート、栄えある第1位はこのツイートでした!
コンビニアイスの紙器ですが、棒アイスなので取りやすくアイスの形状に合わせた
ジッパーの形状がかなり特徴的で面白い箱です。
パッケージデザインも大正レトロ風味のフォントと薄紅色の色味も、
「和紅茶」の製品イメージに沿ったものになっています。
1件のリツイートと引用リツイート、20件のいいね、更にコメントも頂きました!
閲覧してくださった方、誠にありがとうございます!

4月も合間を縫いつつ、地道に更新予定です!
今後も頑張って投稿して参りたいと思います。次回も何卒よろしくお願い申し上げます!


  # by diemex | 2023-03-30 16:16 | Trackback | Comments(0)

雌型の転写ってなに?


こんにちは、(株)片山抜型製作所のKです。
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当ブログを訪れて下さった方々に

少しでもお役に立てばと思い

抜型とそれに関連した情報をお送りします。


こんな方にオススメです。

・そもそも「抜型って何?」という方

・抜型に係わっているけど「なんだかよくわからん」という方

・「抜型を愛してます!」という方(ほぼ皆無かも)

・「ねこが好き!」という方(型とは関係ございません)


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「雌型の転写ってなに?」



ご存知の方も多々いらっしゃると思いますが、

本日は雌型【カウンタープレート】の転写に関してお話ししたいと思います。



転写とは

抜型【雄型】と雌型とが正確に嵌合【かんごう】できるように、

カッティングプレートに雌型を貼り付けることです。


転写方法はいろいろあるのですが、

これからピンを使用した転写を判りやすく説明したいと思います。



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転写ピン【雌型ピンTAタイプ】




ピン転写するには前提条件として、抜型にピン穴が必要です。


設計の段階でピン穴を設定しておき、

そのデータをもとに抜型、雌型を作製します。

正確な位置が出せるのはここでデータを一致させているからです。



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ピン穴




抜型の穴にピンをさしこみます。

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全部さし終わったら雌型をのせます。

雌型にも穴が開いているので固定します。

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雌型の剥離紙をはがします。

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抜機を空打ちすると

カッティングプレートに

雌型が接着されます。

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こうして無事に転写終了!



かなり省略しましたが以上が

転写作業の大まかな流れとなります。



長々説明してきましたが、なんとなく、

雌型の転写のことが

お判りいただけたでしょうか?


冒頭で紹介した「雌型ピンTAタイプ」は

手で抜き差しできる弊社オリジナル製品です。

ピンのみの販売もしております。



本日は抜型関係の話にお付き合いいただきありがとうございました。

ご興味を持った方は、次回乞うご期待。


<おまけ>

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ここ快適だにゃー

(お願いだからどいておくんなまし)



  # by diemex | 2023-03-20 14:07 | Trackback | Comments(0)

技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」

いかがお過ごしでしょうか?


東京は暖かい日が増えだいぶ過ごしやすくなってきました。

桜が咲き始め春を感じています。


さて、今回は雌型についてご紹介します。

弊社の商品名では「カウンタープレート」としていますが、「CAD面」あるいは「CAD面板」と言った方が一般的ですね。本ブログでは、CAD面と呼ぶことにします。


改めて定義をすると、「CADデータを元に、単面毎、硬質樹脂に溝を施した雌型」です。


技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193174.jpg

長所は基本的に11枚の構造なので段取りが容易、短所は短罫部の飛びが発生する可能性があり、溝テープやプレスボードに比べると高価ということが挙げられます。

恐らく紙器業界の抜きをされている会社様のほとんどがお使いになられているかと思います。

材料もお手軽に使える安価な樹脂から耐久性を求めてガラス繊維を配合した樹脂のものまで多岐にわたります。

CAD面の転写方式についてご説明します。

転写方式は大きく3種類に分けられます。

・ピン転写方式

・ロケーター方式

・ディスク転写方式


個人的な見解を交えながらご説明いたします。


ピン転写方式

 ボードに穴を空けて転写ピンを差し込み、あらかじめCAD面に空けている穴をピンにはめ込んでから転写します。弊社の中では一般的な転写方式です。オーソドックス且つほとんどの製品に対応できていると思います。最初にピンを購入していただければ、ある程度間繰り返しご使用いただけます。

技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193087.jpg
転写前
技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193031.jpg
転写後

TAピン http://diemex.com/sale/mesugata.html

レーザーカットでピン穴が垂直に切れていないと転写ズレを起こすことがあるため、型を作成時にリーマーで仕上げを行っています。また押罫が垂直に入っていないと罫寄りが起こるので、型の精度には注意を払っています。


ロケーター方式

 溝テープの転写方式と言えばわかりやすいでしょうか。

 押罫とCAD面の溝にロケーターをはめ込み転写します。

技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193029.jpg
転写前
技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193152.jpg
転写後

 ピン穴加工が不要で、多少押罫が倒れていても罫寄りが発生しづらいと考えています。一昔前は押罫の厚みと溝幅それぞれ用意しなければならず、在庫管理の面から躊躇していました。現在では押罫溝幅に関わらず使用できるものがありますので、個人的に注目しています。ただし、お菓子の外箱のようにリード罫だらけの製品や、一方向にしか押罫がないスリーブだと使うのは難しいと感じています。


ディスク転写方式

 前の2つは何かしらを介在させ、型にCAD面を取り付けて転写させる方式でしたが、こちらはディスク上のものを一旦面板に転写させ、それにCAD面をはめ込むやり方です。

技術的なおはなしvol.16「カウンタープレートのお話」_a0118799_11193096.jpg
転写前
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ディスク転写
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CAD面のはめ込み

パッケージが大きな場合、大量な転写ピンが必要になりますし、打ち抜き機によってはプラテンの入り口が狭く、グリッパーバーに接触することがあり得ます。弊社のお客様でそれほど大きなパッケージを抜かれていませんのでまだ試したことはありませんが、この方式の場合はその懸念がなく使いやすいかと思います。ちなみに弊社のメタルカウンタープレートの転写方式はこの方式を採用しています。


また最近では、転写したピンを抜くことなく使用できるものもあり、各社様すごい研究されていると感じています。


そろそろうちも何か考えないと


今回もお付き合いいただきありがとうございました()



そして、今回ブログ内容がダダ被りという前代未聞な事態となってしました...

まさかこのテーマで被るとは!

次からは編集会議が必要ですねm(__)m


  # by diemex | 2023-03-20 11:29 | Trackback | Comments(0)

……営業I、長岡へ行く……

こんにちは! 片山抜型製作所、営業Iです。
普段、東京本社で働いている営業Iですが、
久しぶりに長岡事業所へ出張に行って参りました。
今回は初めての長岡出張について手短にご紹介したいと思います!


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営業Iに冬の新潟を無事に運転できる自信がない為、行きは上越新幹線で移動しました。
新幹線が走らない某県出身の営業Iにとって、またとない新幹線乗車チャンス……! 
久々の長岡に緊張しながら乗り込みました。


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国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

営業I、雪に降られる!
長岡社員の方に話を伺った所、出張の前日までは天気は悪くなかったそう。
2月も中旬の頃ですが、雪で湿気っぽい冬は初めての体験でした。


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積もりたてほやほやの雪に誤って突っ込むと大変なことになります。
路面自体は翌日に雪かきされていましたが、歩道は完全に雪に埋まっていました。


出張中、営業Iは組立工程のアシスタントを主に行いました。
3日間で6点の製品の組み立てに関わることが出来、大変貴重な時間を頂きました。
研修以来の作業でしたが、メモや体が作業手順を覚えていたお陰か、
何とかお荷物にならずに済みました。


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(※組立工程で生産されているブランキング型です。)
作業中、合間を縫って写真を撮らせていただけたりと、かなり充実した3日間でした。
久しぶりに製造部門に関わることが出来、嬉しさもありました。
また、こういう機会があれば営業としてもこういう形で貢献して参りたいです。

ちなみに、帰りは自分で運転して帰りました。
初めての関越道は、本当に怖かったです……。

  # by diemex | 2023-03-07 18:27 | Trackback | Comments(0)

製造部より:イベント報告

こんにちは。製造部Hです。

 暖かい日が続き、長岡の残雪も日に日に減っていってます。もうじき春ですね。
さて製造部のご紹介ですが、またまた予定を変更して、最近参加したイベントについてのお話をさせて頂きます。

 近年盛り上がりを見せているイベントで、O'Reilly Japan主催の「Maker Fair」というものがあります。個人の趣味のものづくりを発表・展示する場として、Mini(あるいはMicro) Maker Fairという小規模なものも含め全国各地で行われておりますが、今回長岡でもそれに類するイベントをやろう、ということになり、私も参加している「ながおかメイカーズ・クラブ」が主催となって、先月2/26(日)に「メイカーズながおかまつり」(https://www.city.nagaoka.niigata.jp/sangyou/cate01/makers.html)が開催されました。

 「Maker Fair」というとロボットや電子工作などが多いイメージですが、本イベントでは基本的にはものづくりなら工芸品やアート、オリジナル商品など何でもOK、個人のみならず企業・学校などの団体でも参加も可。作品の展示やワークショップなど20軒余りのブースによる小規模ながらも濃密で楽しいイベントで、終日大盛況でした。
(当日の様子は、こちらからご覧頂けます。⇒https://www.instagram.com/makes_nagaoka_fes/)
 尚、今回私は自社製品として試作中のアウトドア用品(収納付折畳みテーブルとLEDランタン用シェード)を、使用状況をイメージしたミニチュアと一緒に展示しました。
製造部より:イベント報告_a0118799_12563320.jpg
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 テーブルは抜型(木型、メタルダイ等)の材料・加工技術を活用、ランタンシェードは打抜加工で作製したものです。(ミニチュアは、直前で思い立ち突貫工事で作成したため、色々と不備が…。後で作り直します…。)

こういったイベント等に参加すると、普段の仕事では出会わない様々な人・こと・ものに出会う機会となり、多くの刺激を受けられます。
今後も抜型だけでなく色々なことに挑戦していければ、と思います。

今回もお付き合い頂き有難う御座いました。
次回こそは製造部のご紹介に戻ります。多分…。

  # by diemex | 2023-03-06 18:35 | Trackback | Comments(0)

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